センティネル・スパイン社の3Dプリント脊椎インプラントがFDAの承認を取得

センティネル・スパイン社の3Dプリント脊椎インプラントがFDAの承認を取得
2018 年は Centinel Spine の創立 10 周年にあたりますが、同社は 10 年以上にわたって事業を営んできました。 Centinel は、脊椎疾患の緩和のための外科技術とインプラントの開発における先駆者である Raymerica 社と Surgicraft 社の 2 つの企業の合併により設立されました。現在、Centinel Spine は最大の民間脊椎会社であり、前方脊椎矯正技術のリーダーです。

Centinel 社には、創立 10 周年を祝うだけでなく、祝うべき理由がもう 1 つあります。統合型および非統合型の椎体間固定装置の FLX プラットフォームを販売するための FDA (米国食品医薬品局) から 510(k) 認可を取得したことです。FDA が医療機器製造における付加製造の審査と規制を継続する中、医療承認を受ける 3D 医療機器の数は増加しています。

3D プリントされた FLX デバイスは完全にチタンで作られており、固体と多孔質の透過性部品の組み合わせで、固体チタンインプラントに比べて機械的剛性が低減され、視認性が向上するように設計されています。 FLX デバイスには、インプラント手術全体を通じて骨の成長と拡張を可能にする独自の FUSE-THRU 骨梁スキャフォールドも搭載されています。

「STALIF テクノロジーの次の進化を示す FLX プラットフォームを発表できることを嬉しく思います」と Centinel Spine の会長兼 CEO である John Viscogliosi 氏は述べています。 「3D プリント技術を活用することで、STALIF 設計の実証済みの利点を、まったく新しいオールチタン ラティス オプションで実現できます。これにより、外科医は 1 セットの器具で複数のインプラント材料オプションを柔軟に使用して、各患者の独自の病状に対処できるようになります。」

STALIF FLX ワンピース椎間固定装置は、1 つまたは 2 つの連続したレベルの自家骨移植または同種骨移植に使用するのに適しているという点で、他の全チタン製インプラントよりも優れています。ヴィスコリオシ氏はさらにこう述べた。「この承認は、3Dプリントチタンデバイスの開発における大きな成果です。510(k)には、頸椎および腰椎固定インプラントの潜在的可能性が何千とある複数の椎体間固定デバイスファミリーが含まれています。」

Centinel Spine を設立する以前、Surgicraft は、前部脊椎手術用の新しいタイプのインプラントである革新的な All-In-One Complex デバイスを導入しました。この装置は単一の切開によって埋め込まれ、このタイプの手術でこれまで使用されていたものよりも侵襲性の低い手法です。 FLX プラットフォームは脊椎疾患のハイテク治療における次のステップであり、このプラットフォームが FDA の承認を受けることで、Centinel は脊椎治療の世界的リーダーとなることに一歩近づくことになります。 Centinel Spine は、Surgicraft や Raymedica との連携を含む 30 年にわたる臨床経験を有しており、3D プリントやその他の先進技術を使用して、患者の痛みを軽減し、運動能力を回復させ続けています。

脊椎疾患は、人体に影響を及ぼす最も痛みを伴い、衰弱させる病気の一つですが、3D プリントなどの技術や先進的な材料のおかげで、これらの疾患は最小限の痛みと回復時間で治療することがはるかに容易になっています。 Centinel Spine 社の最新プラットフォームが FDA に承認されたことは、脊椎疾患の治療をさらに容易にする上での新たな前進です。

出典: 3D Tiger
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