オーストラリアのコールドスプレー3DプリンターメーカーTitomicが鉱業市場に参入

オーストラリアのコールドスプレー3DプリンターメーカーTitomicが鉱業市場に参入
2022年8月20日、アンタークティックベアは、コールドスプレー積層造形(AM)を専門とするオーストラリアのOEM(相手先ブランド製造)企業であるティトミックが、同じくオーストラリアに拠点を置く鉱業サービス企業であるブラウンテルから今月2件目の注文を受けたと発表したことを知りました。さらに、Brauntell 社は D523 コールド スプレー システムを鉱業業界の顧客に再販するため、Titomic 社にとっても再販業者市場に参入する機会が生まれます。

その結果、Brauntell は Titomic の最初の公認サービス プロバイダーおよび販売代理店に任命されました。鉱業の稼働環境では、重量のある部品は激しい摩耗や腐食にさらされるため、継続的なメンテナンス/修理が必要です。メンテナンス機器の携帯性も重要な要件です。そのため、コールドスプレー技術は OEM にとって理想的な選択肢となっています。
画像出典: Titomic
ティトミックのマネージングディレクター、ハーバート・コック氏は次のようにコメントしています。「今回の協力は、当社の事業戦略を引き続き強力に拡大していくという決意のさらなる証拠です。ディストリビューターは、ティトミックに、より多くのエンドユーザーへの事業範囲と影響力を拡大するための効果的な手段を提供します。」
ブラウンテルのイノベーションおよび戦略担当執行役員スコット・ファレル氏は次のように付け加えた。「ティトミックと協力することで、顧客ベースへの製品提供をさらに拡大し、市場でさらなる機会を獲得することができます。」

エネルギー部門と同様に、特に非再生エネルギー源の生産者に関しては、すべての鉱業関連産業は、少なくとも2020年の初め以来、制御不能な価格変動にさらされています。こうした変動する供給と需要の動向に伴うコストを管理し始める最も簡単な方法は、できるだけ多くの労働を自動化し、需要に応じて交換部品を生産する能力を最大限に高めることです。付加製造は明らかにこれら両方の問題を解決するので、近い将来、鉱業に関わるあらゆるものに新しい技術がますます多く取り入れられるようになるのは当然のことです。
同様に、オーストラリアは、その供給の多様性と量の両面において、世界で最も重要な鉱物とエネルギーの供給国の一つであり、また世界で最も人口密度の低い国の一つでもあります。イギリス領土の反対側にあるカナダと同様に、オーストラリアは、単純に地理的/地質学的観点から見ても、今後 10 年間で AM 業界が急速に成長する最も有望な地域の 1 つになるはずです。関連して、オーストラリアとインドのサプライチェーンも同様の理由でますます重要になると思われます。
付加製造分野の発展が速ければ速いほど、この技術が世界の中核サプライチェーンに与える影響は大きくなります。これは、オーストラリア陸軍による積層造形技術への財政支援だけでなく、基礎材料サプライヤーによるこの技術への関心の高まりからも見て取れます。
ティトミック、コールドスプレー、採鉱

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