新しい大容量 3D プリント システム Massivit 10000-G が Formnext でデビュー

新しい大容量 3D プリント システム Massivit 10000-G が Formnext でデビュー
2022年11月14日、南極熊は、大規模3Dプリントシステムの大手サプライヤーであるMassivit 3Dが、今月15日から18日までフランクフルトで開催されるFormnext展示会で、新型複合3Dプリント装置Massivit 10000-Gと新型高強度3Dプリント材料Dimengel 400を発売すると発表したことを知りました。

△動画:複合材料向け3Dプリンター「Massivit 10000」の紹介
今年上半期に10,000台の3Dプリンターが発売されました<br /> 今年 5 月、Massivit 3D は複合材製造用の金型製造を自動化し、スピードアップするために設計されたモデル 10000 マシンを発売しました。市場からのフィードバックにより、このマシンは業界で広く評価され、これまでに 3 つの賞を受賞しています。

△マシビット10000
●2021年ACE COMPOSITES Excellence Awardを受賞。
● 2022 年 6 月に英国で開催された TCT 3Six30 アワードの 3D プリント ハードウェア部門で高く評価されました。
●2022年10月に開催されたIBEX国際ボートビルダーズショーにおいて「造船工法・材料」部門でイノベーション賞を受賞しました。

同社の Cast In Motion テクノロジーをベースにした Massivit 10000 は、自動車、鉄道、海洋、防衛、衛生、スポーツ用品など、さまざまな業界向けの複雑な金型、マンドレル、マスター パターン、治具、固定具のデジタル生産を可能にします。このシステムは、わずか数日で工業用金型を直接鋳造することで、従来の金型製造プロセスを大幅にスピードアップします。同時に、等方性 3D プリント金型を市場に投入した最初の企業でもあります。

△洋上ハッチ用3Dプリント金型
最新機器はFormnext 2022でデビューします<br /> 新しい Massivit 10000-G は、Cast In Motion 製品ラインの最新製品であり、今月の Formnext で発表される予定です。展示会参加者は、Massivit 3D の C19 ブースで、Massivit 10000-G のライブ デモンストレーションや、さまざまなアプリケーション、実物大のプリント部品を間近で見ることができます。

Massivit 10000-G は、Massivit 10000 と同じ幅広い複合材料製造アプリケーションを提供するほか、Massivit 3D の Dimengel フォトポリマー材料を使用する新しい機能を備えており、同社のゲルディスペンシング製品でも使用できます。

新しい機能により、Massivit 3D の顧客は、カスタム製造や機能プロトタイピングのための直接印刷を含め、ビジネス サービスの提供を大幅に拡張できるようになります。 10000-G は、熱成形、樹脂トランスファー成形、反応射出成形用の金型用途にも使用できます。さらに、Dimengel の素材は、難燃性、高解像度の生産、廃棄物の削減など、業界の基本要件を満たしています。

Massivit 3D は、工業用部品に適した新しい高耐衝撃性 3D プリント材料 Dimengel 400 も Formnext で発表する予定です。 Dimengel 400 は、同社がこれまでに製造した Dimengel 熱硬化性フォトポリマーの中で最も強力かつ丈夫な製品であり、大型で強度と剛性に優れた最終部品や機能プロトタイプ、治具、固定具の製造に最適な素材です。既存の高性能 Dimengel 材料の 2 倍の耐衝撃性や高い熱変形温度 (HDT) など、優れた機械的特性を備えているため、高温に耐えられる大型部品の製造が可能になります。材料は上記2つの3Dプリンター装置と一緒に提供されます。


△Massivit 3Dプリント部品(上)とダイナミック鋳造技術(下)
Massivit 10000-G に加えて、来場者は Massivit 5000 大型 3D プリンターのライブ デモンストレーションを見る機会も得られます。 Massivit 5000 は同社の GDP テクノロジーをベースとしており、すでに 40 か国以上、さまざまな業界のメーカーがカスタム製造に使用しています。

Massivit 3DのCEO、エレズ・ジマーマン氏は次のようにコメントしています。「製造市場のデジタル変革を加速するために設計された最新の大規模3Dプリント技術を発表できることを嬉しく思います。特に複合材製造部門には、労働集約的で高価なプロセスがあふれており、イノベーションが待たれています。私たちの目標は、工業グレードの材料を使用してより効率的なプロセスを促進し、複合材の真の可能性を最大限に引き出すことです。」


複合材料、金型、工業化、設備、Formnext

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