400℃で印刷可能な3Dプリンターが上海TCTでデビュー

400℃で印刷可能な3Dプリンターが上海TCTでデビュー
上海を拠点とする3Dプリントハイテク企業INTAMSYSは、ラスベガスで開催された2017 CESで、PEEK素材を印刷できるFUNMAT HT 3Dプリンターを発表しました。この機械の発売は、3Dプリントが消費者市場から企業レベルの専門アプリケーション市場に浸透し始めた時期と時宜を得たものであり、3Dプリントのハイエンドアプリケーション分野を長年悩ませてきた高性能PEEK材料の成形問題を解決し、3Dプリント可能なポリマー材料の種類とアプリケーション境界を大幅に拡大します。 2017年3月8日から10日まで上海新国際博覧センターで開催されたTCT ASIA展示会において、INTAMSYSは中国で初めてFUNMAT HT3Dプリンターを展示しました。

FUNMAT HT3Dプリンターのターゲット顧客は、医療機器、航空宇宙、自動車部品などの業界の専門ユーザーや、関連する科学研究機関です。特殊エンジニアリングプラスチック部品の研究開発、試作、小ロット生産に使用できます。この機械は、PEEK の印刷に加えて、他の材料の印刷にも十分なプロセス条件を提供します。大型の ABS、PC、ナイロン、その他の一般的に使用されるエンジニアリング プラスチックを印刷でき、これらの材料を印刷する際の反りやひび割れの問題を完全に解決します。
PEEK 材料の融点は 343°C と高く、ガラス転移温度は 143°C を超えます。 250℃を超える高温で使用しても、優れた機械的強度、靭性、硬度、曲げ強度、ねじり強度を発揮します。この素材は、優れた耐薬品性、優れた絶縁性、耐放射線性も備えています。さらに、Peek 素材自体は UL94 の耐火等級を備えています。 PEEK の優れた特性により、電子機器、航空宇宙、自動車、工業、機械産業の部品の製造に適しています。また、医療分野でも幅広く活用できます。
INTAMSYSのFUNMATシリーズには、FUNMAT HTのほか、FUNMAT、FUNMAT PRO、FUNMAT PRO HTがあります。今回の展示会では、INTAMSYSは最大造形サイズが460x460x600mmのFUNMAT PRO産業用アプリケーション3Dプリンターも展示し、企業、工場、医療などの業界の専門ユーザーの大型造形ニーズを満たすことができます。



ラスベガス、自動車部品、航空宇宙、プリンター、医療機器

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